出先からPCを起動させるためのRTXルーター設定
想定環境:LAN1 に自宅PCがある (192.168.1.x)
RTXコマンド
ip lan1 wol relay broadcast nat descriptor masquerade static 1 40 192.168.1.255 udp discard ip filter 27 pass * 192.168.1.255 udp * discard ip filter directed-broadcast on
1行目: 必須。これがないと外部(WAN)からのWOLのパケットを取り扱ってくれない
2行目: 外部からのWOLパケットをLANに送るためのNAT設定
最後を255にするのがポイント
UDP 9番ポートdiscard を使用
3行目:上記のNAT経由パケットを許可するためのフィルタ
4行目:ONで構わない(ただしLAN1からLAN2などネットワークをまたぐPCをWOLしたい場合はOFF)
グローバルIPが可変である場合はネットボランチDNSを利用したらよい
(ダイナミックDNSサービスでもいい。つまり外部からDNS名で接続できるようにするということ)
WOLを送出する側
使用するソフト:WOLController- サーバー版でない方 を例として説明
編集-グループの追加-WAN
グループ名:適当
ホスト:自宅のWAN側のIPであるDNS名。 xxxxxx.aa0.netvolante.jp
ポート:9
リストに
コンピューター名:適当 自宅PC1
MACアドレス: 自宅PCのMACアドレス
起動する方法は、「送」にチェックを入れて、上矢印ボタンを押す。
とってもシンプルでスマートなWOLソフトです。グローバルIPが可変でも利用できるのでGOOD!
プロパティ
RTX1500 Rev.8.03.94
コメント
これを見てなるほど!と思いました!
こちらでもVPNを構築してパソコンがシャットダウンされていて、かつLANが起動しているとWOLできるのですが、その状態のママしばらく経つとWOLができなくなっていました。
記事を見て ブロードキャストアドレスへと、静的にマスカレードすることで設定しているところで、Wake on linkができる仕組みを思い出して気付かされました。
アドレスはブロードキャストの上で送ってあげないといけないことに気づことができました。
ネットワークは奥が深いと感じ、原因を理解することができて、とても感謝しています。
ありがとうございました!!