大量のページがGoogle検索結果にでなくなった
Googleに登録されていた大量のページがいつのまにか検索結果に表示されず,関係のないページが検索結果にできるようになりました。Google Search Console で確認すると,ページがインデックスに登録されなかった理由として「重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」となっていました。
正規ページとは何か?
正規ページとは何かかかまず理解する必要があります。例題としてウェブサイトに以下のページがあるとします。
商品紹介ページ: a1.html
商品紹介ページモバイル用: a2.html
アドレスは別物ですが,a1 も a2 も基本的には同じなので,Googleに登録するのは a1.html だけにしますね。という感じが 正規化 です。
さて,この正規化ですがGoogleのロボットが考えているためか,勘違いされることもあります。
商品A紹介ページ: a1.html
商品B紹介ページ: b1.html
どちらのページも内容は異なるのでそれぞれ分けてGoogleに登録してもらいたいのですが,b1.html は a1.html と同じだとみなされて(正規化されて),b1.html ページは 登録されない ということが生じます。これが「Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」ということです。
ユーザーマークしたページとは
<link rel=”canonical” href=”正規ページのURL”>
canonical (カノニカル)というタグで正規ページのURLを指定したページのことです。
例えば 商品紹介ページモバイル用: a2.html 内に,<link rel=”canonical” href=”a1.html”> とするような感じです。
どうしたものか
まず,どのページに正規化されてしまったのか調べます。
Google Search Console での URL検査 結果からわかります。
ユーザーが指定した正規URL と Googleが選択した正規URL が異なります。Googleが選択した正規URLに正規化されてしまったというわけです。
ポイント
本来のページと,正規化URL との内容は異なる ということをGoogleが理解してもらう必要があります。
Googleが選択した正規URLのページとの違いがより明確になるようにページ内容を調整する
●広告やリンクを多用しすぎていると,両者のページに同じ広告用の文章が含まれることになり結局「似ている」とみなされているかもしれません。関連ページの案内や広告のためのリンクを減らしてみましょう。
●定番ですが,本文がもともと似ているものであればやはり同じページとなりますから,文章を見直しましょう。
●大胆ですが,Googleが選択しページのURLを変えてしまう という手もあります。正規化する対象がなくなりますから,再調整されるかもしれません。
●WEBサーバーにてページを調整したら,Google Search Console にて 「修正を検証」を開始させます。
検証がおわるまでに数日かかりますので,ひたすら待つしかありません。
このサイトで有効だった方法
●URLのパーマリンクを /archive/記事番号 → /カテゴリ/記事番号 に変更
WordPress 設定 – パーマリンク にてカスタム構造を選択
/%category%/%post_id%
としました
以前の /archive/記事番号 でアクセスされても リダイレクトされます。
●サイトマップを Jetpack による作成から プラグイン 「XML Sitemap & Google News」による配布に変更しました。
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