概要
アラートログを調べてみたら, ORA-19815 があり,データベースが起動していない場合
リカバリ領域の空きがなくなってしまった場合
対処方法
基本的には2つの方法になります
●リカバリ領域にある不要ファイルを削除する
●DB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE を増加させるか,ログに残す期間を減らす
リカバリ領域にある不要ファイルを削除
一旦ノーアーカイブモードにします
SET ORACLE_SID=sid
sqlplus sys as sysdba
password
shutdown immediate
startup mount
alter database noarchivelog;
alter database open;
RMAN コマンドで削除する
コマンドプロンプトより以下を実行
SET ORACLE_SID=xxxx
rman target sys/xxxxxxx
DELETE ARCHIVELOG ALL;
途中で削除しますか? と聞かれるのでYESとする
アーカイブログモードに戻す
コマンドプロンプトより
SET ORACLE_SID=xxxx
sqlplus sys as sysdba
password
shutdown immediate
startup mount
alter database archivelog;
alter database open;
復旧したら予防策を
再び領域不足が発生する可能性がある
Oracle Enterprise Manager にて,以下のいくつかの設定を変更する
保存場所や領域のサイズの調整
[可用性]-[リカバリ設定]-[高速リカバリ領域サイズ] にて変更ができる。
もっと余裕のあるドライブに保存場所を変更したり,領域サイズを増大させる
保存回数や保存期間を再調整する
保存できる容量がもう限界ということであれば,保存する回数や期間を減らすしかない
[可用性]-「バックアップ設定]-[ポリシー]-[保存ポリシー]-[各データファイルについて、少なくとも指定回数の全体バックアップを保存] = 1
[アーカイブREDOログの削除ポリシー]-[指定回数バックアップされたアーカイブREDOログ・ファイルを削除] = 0
上記の例だと,1回分のみが保存される
プロパティ
Oracle 11.2.0.3.0
Windows Server 2008 R2
コメント
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