概要
Oracle Database Standard Edition 2 に関する費用計算をまとめた
ライセンス形態
2つの形態があり,どちらかを選べる。
Named User Plus(NUP)ライセンス
特定個人ユーザー数 x [単価]
ポイント
特定個人とは,使用する人の人数です。Namedとあるとおり,使用する人たちの個人名の数という考えです。Windows CAL にあるような,同時接続の最大ユーザー数ではありません。同じログオンユーザーIDを使用しているからといってライセンス数が1となるわけでもありません。PCの数でもありません。詳しくは,Q&A
1人のユーザーが複数の端末からOracleに接続しても,ライセンス数は1のままです。
自動バッチ処理でアクセスする際,ライセンス数に加算されるのか加算されないのかは,ケース・バイ・ケース。
最低10ユーザーからです。つまり5人しか使わないとしても10ライセンスは購入しなければなりません。
Processorライセンス
サーバーに搭載されたCPUの物理数 x [単価]
ポイント
コア係数という案内があるが,これは Enterprise Edition に適用される。Standard Edition は関係ない。詳しくは,「マルチコア・プロセッサ(マルチコアCPU)ではどのようにライセンスをカウントしますか?」
価格表
Standard Edition One からのアップグレードの場合は?
サポート契約に入っていればライセンス移行で可能。無償の場合もある
Standard Edition,Standard Edition One どちらも,ライセンスは無償で Standard Edition 2 にマイグレーションできる。ただし、最少ユーザー数10に満たないNamed User Plusライセンスを使用している場合は,最少ユーザー数10に対する不足分についてライセンスを追加購入する必要がある。
注意点
ライセンス移行のマイグレーションには,現在利用している Oracle Database のサポート契約(Oracle Premier Support)が必要。Standard Edition Oneから 2 にマイグレーションすると,サポート料金が現在の金額に対して20%加算される。
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