概要
主にファイルサーバー間の同期を行うために使用
基本使用
例)
ROBOCOPY C:\data1 \\server2\backup\data1 /sec /mir /r:1 /w:2 /TEE /NP /NDL /LOG:C:\data1_copy.log
C:\data1 の内容を \\server2\backup\data1 にミラーする という意味になります。
/sec セキュリティ情報もコピーする。ActiveDirectoryを使用しファイルやフォルダのアクセス権を細かく設定しており,これらの情報もコピーしておきたい場合。
/mir ミラーリング の意味。ファイルの更新日時を比較して上書きしたり,先フォルダ だけにあるファイルは削除したりする。
/r: エラーの際リトライ回数。指定しておかないと何かの時ずっとリトライし続ける
/w: エラーの際,リトライするまでの待ち秒数
/TEE 状態の出力をコンソール ウィンドウ、およびログ ファイルに書き込みます
/NP 進捗をログに出さない。こうしないと n% という無駄なログ内容となる
/NDL フォルダ情報をログにださない。ログ内容をすっきりするため。(別につけなくてもいい)
/LOG: ログファイルを出力したい場合です。上書きされますが,/LOG+ とすると追記モードとなります。
パラメーターの一覧詳細は
以下は必要に応じて
NASなどへコピーした際,2秒ほどファイルタイムスタンプがずれてしまい何度も上書きされてしまう場合
/FFT オプションを付加する。2秒ほどの誤差は無視される
タイムスタンプだけとりあえず同期させたい
ファイルの中身は同じだが,諸事情でファイルの更新日付だけ異なっている場合。単純に上書きさせても構わないが,時間がかかりすぎるためとりあえず タイムスタンプ 「更新日時」だけ同期させたいなら
/COPY:T を付与する。更新日時情報だけ同期する動作となる。
ログ出力内容に進捗やディレクトリ名情報は含めない
/LOG:出力先ファイル名 /NP /NDL
NDL:作業中のディレクトリ名情報を出力しない
NP:進捗情報を出力しない
特定のフォルダを除外したい
/xd “DfsrPrivate” “C:\data1\temp”
空白スペースで区切ります。指定されたフォルダは無視されます。フルパスではない場合は,フォルダ名が一致すればどの階層でも除外されます。
プロパティ
Windows Server 2022
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