概要
Windows DFSRにて,初期レプリケーション時に必要とするステージングクォーターサイズを調べる。小さすぎると初期レプリケーションが遅い。
サイズを調べる方法
以下のコマンドをPower Shellで実行する
(Get-ChildItem x:\レプリケーションのフォルダ -recurse –force -Exclude DfsPrivate | Sort-Object length -descending | select-object -first 32 | measure-object -property length -sum).sum /1mb
結果は MB 単位です。レプリケーション元,レプリケーション先両方のステージングサイズに結果値をセットします。
備考
■初期レプリケーションが完了した後は,ステージングサイズを通常運用サイズに減らしておく。
通常運用時のステージングサイズ:
以下のA+Bの合計です
(A)今後,追加更新されるであろう1ファイルの最大サイズ
(B)そのファイルがすべてのサーバーにレプリケートされる間に,さらに更新されるであろうファイルたちの合計サイズ
例)予想されるファイルサイズが最大4GByteであり,そのファイルがすべてのサーバーに反映されるまで15分かかり,その間にさらに合計3GByteほどのファイルが更新されることが予想される場合。 4+3 = 7Gbyte がステージングクォーターサイズとできる。
■容量があるなら,厳密に計算しなくてもいい。
■パフォーマンス度外視でドライブの空き容量を増やす必要があるなら,上記のA の値でよい。Aより小さくすると,AのファイルおよびAに近いサイズのファイルはレプリケートされないことがある。
Microsoftの詳細情報は以下
プロパティ
Windows Server 2008
Windows Server 2012
Windows Server 2019
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