概要
HDDには 物理セクタが 512バイトのものと,4096バイトの2種類がある。HDDの製品シールに「AF」とあれば4096バイトになっている。とある事情から AFTでWindows OSによるソフトウェアミラーリング(RAID1)していたが,HDD1本に不良セクタが発生したので交換用HDDを購入したが,非AFTを買ってしまった。
ミラーリングしようとすると以下のメッセージが表示される。
あれこれやってみる・・・
だめだったこと
非AFTにパーティションコピーしてから,ミラーボリュームを作成してみる・・・NG
AFT→非AFT向けのミラー作成がだめかと思い,EaseUS Partition Master でパーティションコピーをして,Windowsのディスクマネージャでミラーボリュームを追加作成してみたが・・・上記と同じ セクターサイズに関するエラーメッセージがでた。
インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー で RAID1 を試みるが・・・NG
マザーボードが対応していたので行ってみたが,最後の作成ボタンを押下後 すぐに エラーメッセージ。だめでした。AFTのHDDにあるデータを残して非AFTのHDDをミラー化する作成はできないもよう。
できたこと
ミラーボリュームの新規作成はできる
すでにあるパーティションで「ミラーを追加」はNGだが,ミラーボリュームの新規作成は可能だった。とはいえ,この方法だとファイルコピー作業・ドイライブ名の変更・アクセス権の調整など何かと行う必要がある。作業中は読み取り専用扱いとなる。また次回交換時にもこの方法かと思うと気が遠くなる。
記憶域プールによるミラーなら可能。これなら実用範囲
Windowsディスクマネージャによるミラーボリュームの追加は諦めて,記憶域プールによるミラーで仮想ディスクを作成することにした。これならAFT,非AFTを気にすることなくミラー化が可能でした。
初回は稼働中のボリュームから仮想ディスクにファイルコピーなどの作業が必要だが,次回のディスク交換時は単純になる(だろう)。
作業に関係するコマンド
ファイルコピー
DドライブのファイルをFドライブにすべてコピーする
ROBOCOPY D: F: /mir /copyall
記憶域プールに追加したい物理ディスクが出てこない時
HDDのリセットをPower Shell にて 以下のコマンドで行う。GUIでのリセットはだめだった
Get-PhysicalDisk
Reset-PhysicalDisk -friendlyname "xxxxxxxxxxxxx"
結論
やはり,異種のHDDによるミラーの再構築はダウンタイムが発生する。同じ種類のHDDを購入するのが全体的に良い。もう非AFTとAFTのRAIDは趣味の範囲です。今後はAFTのHDDが主でしょうから,あえて非AFTにする必要もないでしょう。
プロパティ
Windows Server 2016
コメント
TKSOFT
管理人様
お世話になっております。
イーザスソフトウェアでございます。
突然のコメント、失礼いたします。
御ブログ上で弊社の製品をご紹介頂きまして感謝しています。
この記事を拝読した後、ちょっとお願いしたいことがございますが、宜しいでしょうか?
より詳しい内容をお読みになりたい読者様のために、お手数ですが、EaseUS Partition Masterの公式ページを記事内へご追加頂けませんでしょうか?
https://jp.easeus.com/partition-manager-software/free.html
お忙しい中お手数をお掛けまして大変恐縮でございますが、ご検討頂けば幸いに存じます。
どうぞよろしくお願い致します。