概要
WMIにAdministratorユーザーで,しかもファイアウォールの設定にも問題ないのに「アクセス拒否」となる
対処方法
Windows Update の影響
以下の更新プログラムがインストールされているとアクセス拒否される場合がある。
CVE-2021-26414 に関連したセキュリティ強化 を アクセス元・先両方に適用する
Windows Update (2022 年 6 月 14 日以降の更新内容)で更新させます。WSUSを利用している場合は 最新の更新を組み込みます。
CVE-2021-26414 に関連したセキュリティ強化 を無効にする
2022 年 6 月 15 日のセキュリティ更新プログラムをインストールすると、DCOM サーバーのRPC_C_AUTHN_LEVEL_PKT_INTEGRITY が既定で有効になります。以下のレジストリーキーを設定することで一時的に無効にできます。ただし,2023 年 3 月 14 日 までであり,これ以降のWindows更新では無効にはできないとのことです。
パス : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Ole\AppCompat
値の名前: “RequireIntegrityActivationAuthenticationLevel”
型: dword
値データ: default = 0x00000000 は無効になっていることを意味します。 0x00000001は有効になっていることを意味します。 この値が定義されていない場合は、既定で有効になります。
KB5014699(リモートされる側PC)
Windows10同士で同じKBが適用されている場合は問題なかったが,非適用のWindows Server 2016 から適用されているWindows10にアクセスしようとすると拒否される。同KBをリモートされる側から削除すると問題は解消された。
分散COMの設定(リモートされる側PC)
dcomcnfg を起動
コンポーネントサービス – コンピュータ – マイコンピュータのプロパティをあけて
規定のプロパティ 「このコンピュータ上で分散COMを有効にする」をON
OS再起動
どういうわけか、接続できない端末では このチェックが外れてOFFになっていた。
VB.NET では HRESULT からの例外: 0x80070005 (E_ACCESSDENIED) というエラーメッセージになりました
Windowsファイアウォールが関連している場合は:
netsh.exe firewall set service type=REMOTEADMIN mode=ENABLE scope=ALL
でリモート管理を有効にする。またTCP135のポートをあける
プロパティ
Windows 10
Windows Server 2016 1607
コメント
[…] [Windows] WMI アクセス拒否されるなんか調べてみると KB5014699 未適用のPCで WMI呼び出すと失敗するらしいアップデートせずに解決するかと思って、後述のチェック等確認してみたが、一 […]