概要
下記のイベントログが記録される
ログの名前: Application
ソース: Microsoft-Windows-Perflib
イベント ID: 1008
タスクのカテゴリ: なし
レベル: エラー
キーワード: クラシック
説明:
サービス “BITS” (DLL “C:\Windows\system32\bitsperf.dll”) の Open プロシージャに失敗しました。このサービスのパフォーマンス データは利用できません。データ セクションの最初の 4 バイト (DWORD) に、エラー コードが含まれています。
ログの名前: Application
ソース: Microsoft-Windows-Perflib
イベント ID: 1020
タスクのカテゴリ: なし
レベル: エラー
キーワード:
ユーザー: SYSTEM
説明:
必要なバッファー サイズが、”LSM” サービスの “C:\Windows\System32\perfts.dll” 拡張可能カウンター DLL の Collect 関数に渡されたバッファー サイズを超えています。指定されたバッファー サイズは 19072、必要なサイズは 31568 でした。
ログの名前: Application
ソース: Microsoft-Windows-Perflib
イベント ID: 1023
タスクのカテゴリ: なし
レベル: エラー
キーワード: クラシック
説明:
拡張可能カウンター DLL WINS を読み込むことができません。データ セクションの最初の 4 バイト (DWORD) には Windows のエラー コードが含まれています。
対応
パフォーマンスライブラリへの再登録作業を行ってみる
1.パフォーマンス設定のINIファイルフルパス名を調べる
大抵は c:\windows\inf\サービス名\0411 にある。
サービス名はイベントログの「説明」項目に記載されている
レジストリにも記録がある
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\サービス名\Performance
でファイル名がわかる
あとは,c:\windows 配下でファイル検索をして保存場所を取得する
2.コマンドプロンプト(管理者権限)にて以下を実行
lodctr 手順1で取得したパフォーマンス設定INIファイルのフルパス名
メモ
「Perflib の言語キー 009 を開けません」と表示されることがあるが,気にしなくていい。
例
LSMサービスに関するエラーなら:
lodctr C:\Windows\INF\LSM\0411\lagcounterdef.ini
BITSサービスに関するエラーなら:
lodctr “C:\Windows\inf\BITS\0411\bitsctrs.ini”
上記のコマンド実行後,通常は何もメッセージが表示されない。時折「Perflib の言語キー 009 を開けません」といわれる。無視しても構わないみたい。
これでエラーログが記録されなくなる
再登録でも解消しない,またはイベントID 1023 が続くなら
パフォーマンスリストのバックアップから再構築してから再登録してみる
なんだか全体的におかしいと思う場合は,バックアップから再構築するという方法もある。ただし,再構築に失敗するものが新たに派生することもあるので,必要と思えるなら。
lodctr /R
(/R は大文字)
lodctr 手順1で取得したパフォーマンス設定INIファイルのフルパス名
メモ
再構築すると,他のパフォーマンスモニターがエラーを起こすこともあります。
usbperf のパフォーマンスモニターがエラーを起こす場合は
イベントログのデータセクションにある,4桁のエラーコードで原因を探る
イベントの内容によっては,データセクションにエラーコードが記録されていることもあります。
エラーの原因に応じて以下のWEBサイトにある対処方法を実施する
パフォーマンスリストから削除するなら
もうなんだかよくわからないので,別にパフォーマンスの取得は不要なら
レジストリエディタにて
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\サービス名\Performance
Disable Performance Counters (REG_DWORD) を追加し,値を 1 とする
メモ
もし上記のサービス名に該当するレジストリパスが存在しない場合は,前述の lodctrl “iniファイル” を実行すれば,作成される。それから Disable Performance Counters 値を1にすれば良い。
プロパティ
Windows Server 2016
Windows Server 2012 R2
Windows 10
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